走り続ける

年度末の時期の一つの山を越えた。
振り返る間もなく、ただ前を向いて走り続けてきた気がする。気づけば、息を整える時間もないまま、次の坂が目の前に現れている。

3月というのは不思議な月だ。
終わりと始まりが同時に押し寄せてくる。一区切りの達成感もあるけれど、その余韻に浸る暇もなく、新しい出来事や締め切りが次々にやってくる。

この数週間は、まさにそんな日々だ。
予定表を見れば、まだまだ山がいくつも並んでいる。正直なところ、この体力で最後まで走り切れるのか少し不安になる瞬間もある。

それでも、ここまで走ってこられたのも事実だ。
振り返れば、ひとつひとつの出来事には、それぞれ意味があった。人と出会い、言葉を交わし、舞台や授業や仕事を通して、何かを形にしてきた。

だからきっと、この先の山も越えていくのだろう。
不思議なもので、走り続けていると、体力だけではなく、気持ちの方が前に進ませてくれることがある。

3月はまだ始まったばかり。
この先も慌ただしい日々が続くのは間違いない。それでも、一つ一つの出来事を大切にしながら、目の前の坂を登っていこうと思う。

走り続けているからこそ見える景色も、きっとあるはずだから。

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