今夜は、アメリカ時代から好きなバンド、Pearl JamのフロントマンであるEddie Vedderのソロライブに、大阪フェスティバルホールへ足を運んだ。
ステージに立っていたのは、たった一人。サポートメンバーもいない。その静けさの中で始まった演奏は、気づけば2時間、途切れることなく続いていた。一人で空間を満たし続けるその姿は、ただの「弾き語り」という言葉では収まりきらない密度を持っていた。
曲ごとにギターを持ち替え、音色を変え、ウクレレやマンドリン、ハーモニカまで自在に操る。そのたびに、空気の色が少しずつ塗り替えられていくようだった。シンプルでありながら、どこまでも豊かで、どこまでも深い。音楽というものが、本来どれだけ自由で、どれだけ人の心に直接触れるものなのかを、改めて思い出させてくれる時間だった。
バンドの楽曲もいくつか披露してくれて、その瞬間、会場の温度が一段上がった気がした。あの重厚なサウンドを一人で背負いながら、それでもなお成立させてしまう。やはり特別なミュージシャンだと思う。人柄も素敵だ。
ステージの合間に、「来年は難しいかもしれないけれど、バンドを連れて戻ってきたい」と語っていた。その言葉は、約束というよりも、静かな希望のように響いた。数年先でもいい。その日を、楽しみに待っていたいと思う。
久しぶりのライブだった。
身体の奥に、音が残っているような感覚がある。
楽しかった、という言葉だけでは少し足りないけれど、
それでもやっぱり、こういう夜のために日々があるのだと、素直に思えた。

(※写真撮影はパフォーマンス中はNGだったから、これは開演前。変なオブジェが舞台に…)

