日々、スマートフォンに流れてくる情報の量はかなりのものがある。気になったものは立ち止まって読むが、その多くは次々と流れていき、数時間後には忘れてしまうことも少なくない。
そんな中で、今日はふと目に留まった言葉があった。
「50代で人生を楽しむ秘訣」
・人に期待しすぎない
・人に依存しない
・人に忖度しない
・人に媚びない
・人に嫉妬しない
・人の言葉を気にしない
・人に好かれようとしない
・人にも自分にも言い訳しない
なるほどと思いながら眺めていたが、改めて見返してみると、どれも「人との関係」に関することばかりだと気づく。
人生の悩みの多くは人間関係から生まれると言われるが、年齢を重ねてもそれは変わらないのかもしれない。むしろ経験を積むほどに、人との距離感や向き合い方が人生の満足度を左右するようになるのだろう。
もちろん、私自身がこれらをすべて実践できているわけではない。
人に期待してしまうこともある。自分がこれだけやったのだから、相手も同じように考えてくれるだろうと思ってしまうこともある。誰かの評価が気にならないと言えば嘘になるし、好かれたいと思う気持ちだってある。
人間だから当然だ。
ただ、若い頃と比べると少しずつ変わってきた気もする。すべての人に理解されなくてもいいと思えるようになったし、自分と価値観の違う人がいることも受け入れられるようになった。
期待をしないというのは冷たくなることではない。依存しないというのは孤独になることでもない。
相手を尊重しながらも、自分の人生の責任は自分で持つということなのだと思う。
人に振り回される時間が減れば、その分だけ自分のことに時間を使える。本を読むことも、旅に出ることも、創作をすることも、映画を見ることも、誰かと穏やかな時間を過ごすこともできる。
結局のところ、人生を楽しむ秘訣とは特別な何かを手に入れることではなく、人との関係に必要以上に縛られないことなのかもしれない。
まだまだ修行の身である。時には期待し、時には気にし、時には嫉妬することもあるだろう。それでも少しずつ、人に振り回されるのではなく、自分の意思で歩いていける人間になりたいと思う。
50代を楽しむ秘訣というよりも、きっと人生そのものを楽しむための心得なのだろう。
