自分自身を肯定することは、思っている以上に難しい。
私たちは子どもの頃から、テストの点数や成績、仕事の成果、他人との比較の中で評価されながら生きている。気がつけば、何かしらの物差しで、自分自身を見ることが当たり前になっている。
だから何かうまくいかないことに直面すると、自分には価値がないような気持ちになってしまうことがある。
しかし、本当にそうなのだろうか。
人は誰しも失敗する。思うように結果が出ないこともある。努力が報われないこともある。それでも、その人の価値そのものが失われるわけではない。
時々、自分の足りない部分ばかりに目が向いてしまうことがある。常にもっと頑張れたのではないかと考えてしまう。もっと良い方法があったのではないか。そんなことを考え始めるとキリがない。
もちろん向上心は大切だと思う。現状に満足せず、より良くなろうとする気持ちは人を成長させるものだ。ただ、その向上心が自分自身を責めることにつながってしまうと苦しくなる。
昨日より少し前に進んだこと。続けていること。諦めなかったこと。そうした小さな積み重ねにも目を向けたい。
自分を肯定するとは、自分を過大評価することではない。欠点がないと思い込むことでも全くない。人生は思い通りにならないことの方が多い。しかし、その中で歩き続けている自分がいる。
だから、誰かと比べる必要はない。
過去の自分より少しだけ前へ進めているなら、それで十分なのかもしれない。
