映画を観たり、演劇を観たり、本を読んだりしていると、ときどき心を強く揺さぶられる作品に出会うことがある。
「こんな作品を作ってみたい。」
そんな思いがふと湧き上がる。
壮大な世界観に魅了されることもあれば、何気ない人間同士のやり取りに心を打たれることもある。美しい台詞に感動することもあれば、巧みな構成に唸らされることもある。
そのたびに、自分の中にある創作への憧れが少しずつ形を持ち始める。
だからこそ、インプットは大切なのだと思う。
自分の中だけで考えていると、発想はどうしても限られてしまう。しかし、多くの作品に触れることで、自分では思いつかなかった表現や価値観、物語の組み立て方に出会うことができる。
そして、その出会いが新しい創作の種になる。
ただ、こんな物語を作りたいという妄想するところまではできている。しかし、その先に進むことができているだろうか。
それを実際に形にする作業は別の話だ。
物語は考えるだけでは生まれない。
書かなければ始まらないし、書けば必ず課題や未熟さに直面する。
だからこそ、多くの人が途中で立ち止まってしまうのかもしれない。
今はまだ妄想の中にしか存在していなくても、その種は確かに自分の中にある。
あとは、それを育てる努力を続けていくしかない。
