毎日仕事をして、やるべきことをこなし、次から次へとやって来る予定を片付けていく。気づけば一日が終わり、また同じような朝がやって来る。
そんな時、ふと思うのだ。
「何のために頑張っているのだろう?」
目標がはっきりしている時はいい。目指す場所が見えている時は、多少きつくても前へ進める。しかし人生はいつもそうとは限らない。頑張っているのに成果が見えない時もある。努力が報われている実感を持てない時もある。
すると、頑張る理由そのものがわからなくなってしまう。
だが、人は必ずしも、何のためにを明確に持ちながら生きているわけではないのかもしれない。
先が見えないまま進むこともある。意味がわからないまま続けることもある。
それでも続けているうちに、後から意味がついてくることがある。
昔の自分を振り返ると、その時は無駄だと思っていた経験が意外なところで役に立っていたことが何度もあった。出会った人、読んだ本、旅先で見た景色、苦労した仕事。どれも当時は意味などわからなかった。
けれど時間が経って振り返ると、それらが今の自分を形作っていた。
だから、何のために頑張るのかわからない時は、無理に答えを探さなくてもいいのかもしれない。
今日やるべきことをやる。
会うべき人に会う。
学ぶべきことを学ぶ。
その積み重ねが、いつか未来の自分にとって大切な意味を持つかもしれない。
人生は案外、意味を見つけてから進むのではなく、進んだから意味が見えてくるものなのだと思う。
だから今は、理由がわからなくてもいい。
迷いながらでもいい。
答えが出なくてもいい。
ただ一歩だけ前へ進む。
その一歩が、未来の自分にとって思いがけない景色へと続いているかもしれないのだから。
