年齢を重ねるにつれ、自分の性格は以前よりも丸くなったと思うことがある。
以前なら感情的になっていたことも、一歩引いて眺められるようになった。相手にも事情があるのだろう、と考える余裕も少しは身についた。
それでも、曲がったことが嫌いだという性分が、ときどき顔を出す。
それは誰かを責めたいという気持ちではない。正しさを振りかざしたいわけでもない。ただ、物事が公平であり、誠実であり、筋が通っていてほしいという願いに近い。
世の中には、さまざまな立場や事情がある。だからこそ、一つの出来事にも多くの見方があることは理解している。それでも、本当にそれでいいのだろうかと立ち止まって考えてしまう場面がある。
最近も、地域や教育をめぐる話題に触れながら、そんな自分の性格が顔を出した。
もちろん、物事は白か黒かで割り切れるものではない。だから感情だけで誰かを批判するつもりはないし、答えは一つではないのだろう。
それでも、社会は誠実さの上に成り立っていてほしいと思う。
たとえ少数派の意見であっても、疑問を抱く人がいて、その声に耳を傾ける姿勢がある社会であってほしい。そして、立場にある人たちには、その疑問から目を背けるのではなく、誠実に向き合う姿勢を示してほしいと切実に願う。
