今日は新月だった。
月は姿を見せないが、だからこそ始まりの象徴とも言われる。目には見えなくても、少しずつ満ちていくための最初の一歩が、静かに始まる日である。
僕は新月になると、願い事を書き、自分自身と向き合う時間をつくるようにしている。未来への希望を書き並べるというよりも、本当は何を望んでいるのかを確認する時間なのかもしれない。
日々は仕事に追われ、やるべきことに囲まれていると、自分の心の声は案外聞こえなくなる。目の前の課題をこなすことに精一杯になり、気づけば時間だけが過ぎていく。
だからこそ、新月という節目はありがたい。
立ち止まり、深呼吸をし、少し先の未来に思いを巡らせる。焦る必要はない。ただ、自分が向かいたい方向だけは見失わないようにしたい。
願い事を書くことに、不思議な力があると僕は信じている。言葉にすることで意識は変わる。そして意識が変われば、日々の選択も少しずつ変わっていく。その積み重ねが、未来を形づくっていくのだと思う。
今月もまた、新しい月のサイクルが始まった。
忙しい毎日は続くだろう。それでも、一日一日を丁寧に積み重ねながら、自分らしく前へ進んでいきたい。次に満月を迎える頃、この新月に描いた願いに、少しでも近づいている自分であるように。
