少し前まで、ようやく生活に余裕が出てきたかなと思っていた…
新しい環境にも少しずつ慣れ始め、毎日のリズムも整いつつある。そんな気がしていたのも、ほんの束の間だった。
気がつけば、再び慌ただしい日々の真ん中にいる。
新しい職場に赴任してまだ数か月。目の前の仕事を一つひとつこなしてきたつもりでも、一年を通した流れはまだまだ見えていない。七月になって初めて、この時期はこんなにも忙しいのかと実感している。
考えてみれば、それは当たり前のことだ。
どれだけ想像を巡らせても、実際に経験してみなければわからないことは多い。カレンダーを眺めるだけでは見えない忙しさがあり、その場に立って初めて見えてくる景色がある。
だから今は、踏ん張るしかない。
毎日のように想定外の出来事が起こる。予定どおりに進まないこともあれば、思いがけない対応に追われることもある。自分の力だけではどうにもならない場面も少なくない。
もちろん、すべてが思いどおりにいくわけではない。
失敗することもあるし、もっとこうすればよかったと振り返ることも多くある。それでも、その一つひとつが、この環境で生きていくための経験になっているのだと思う。
大切なのは、完璧にこなすことではなく、立ち止まらないことなのかもしれない。
忙しさに流されるのではなく、その忙しさの中でも少しずつ成長していく。今日できなかったことが、来年のこの時期には当たり前にできるようになっているはずだ。
そう信じて、目の前の一日を丁寧に積み重ねていこうと思う。
きっと、この慌ただしい七月も、振り返れば自分を少し大きくしてくれた時間だったと思える日が来るだろう。
忙しさの中にいるからこそ見える景色がある。その景色を大切にしながら、一歩ずつ前へ進んでいきたいものだ。
