気がつけば、8月も半分が過ぎようとしている。
今年の8月は、なんだかずっと「合宿」が続いているような感覚だ。
八戸での公演に向けて、みんなで稽古を重ね、長い移動をして、劇場に入り、本番を迎えた。公演が終われば、少しゆっくりできるのかと思っていたけれど、そうでもない。
公演の余韻を抱えたまま、そこからまた移動する。
そして仕事があり、帰省があり、次の予定が待っている。
ひとつの出来事が終わるたびに「さて、日常に戻ろう」と思うのだけれど、その「日常」に戻る前に、また次の場所へ向かっている。
だから、今年の8月は、日常と非日常の境目がよく分からない。
でも、こういう時間も悪くないと思う。
同じ場所に留まって、落ち着いた生活を送ることだけが日常ではない。
誰かと一緒に何かをつくり、知らない土地へ行き、そこで出会った人や景色に心を動かされ、また次へ向かっていく。
そんな日々も、いつか振り返れば、ちゃんと「自分の日常」になっているのかもしれない。
少し疲れている。
けれど、それ以上に、今しか味わえない時間を過ごしている気がする。
日常に戻る暇もない8月。
この慌ただしさも、もう少しだけ楽しんでみようと思う。


