最近の天候は、どうにもおかしい。
これまでなら大雨が降ると聞いても、ある程度は予測がついたものだ。ところが今は、いつ、どこで、どれほどの雨が降るのか分からない。突然の豪雨によって道路が通行止めになったり、電車が止まったり、飛行機が欠航したりする。
予定通りに行くということが、以前ほど当たり前ではなくなっている気がする。
今回の出張においても、天気予報を気にしながら、交通機関の状況を確認しながら、どこか落ち着かない気持ちで出発した。遠方への出張となれば、ひとたび天候が荒れれば、簡単に足止めを食らってしまう。
それでも幸いなことに、大雨の影響を受けることもなく、無事に目的地へ向かうことができた。そして、仕事を終え、無事に帰ってくることもできた。
考えてみれば、それだけで十分に幸いなことなのだと思う。
出張に行って、仕事をして、帰ってくる。
以前なら、それはごく当たり前の一日の流れだった。
けれど、天候がこれほど不安定になってくると、その当たり前が、少しずつ特別なものに見えてくる。
予定していた場所に行けたこと。
予定していた仕事を終えられたこと。
そして、何事もなく家に帰ってこられたこと。
どれも、とてもシンプルなことだけれど、その一つひとつがありがたい。
今回の出張を終えて、そんなことをふと思った。




