何かに取り組んでいるとき、「手応え」を感じる瞬間がある。
結果が出たわけではない。誰かに褒められたわけでもない。それでも、「これは間違っていない」と思える瞬間がある。ほんの小さな感覚なのだが、確かに自分の中に残る。
逆に、どれだけ頑張っても手応えを感じられないこともある。努力しているのに前に進んでいる気がしない。何かを積み重ねているはずなのに、その実感がない。そんなときは、不安になる。
けれど、手応えというものは、必ずしもすぐに現れるものではないのだと思う。
種を植えても、次の日に芽が出るわけではない。見えないところで根を張っている時間がある。その時間もまた、確かな前進なのだろう。
最近、いろいろなことを考える時間が増えた。これから何をしたいのか。何を残したいのか。これまでやってきたことは、これからにつながっていくのか。
まだ答えは出ていない。
それでも、少しずつ「手応え」のようなものを感じ始めている。
大きな確信ではない。もっと曖昧で、小さなものだ。
でも、人生において大切なのは、案外こういう小さな感覚なのかもしれない。
「こっちでいい」
そう思える感覚を大切にしながら、もう少し先まで歩いてみようと思う。




