その風に揺られた満月の夜に秋を感じた。物思いにふけるきっかけとは自然現象だったりすることが多い。
想像力というものを考える。
自分と違っている人がどうしてその選択肢をとるのかについて、想像できる力がないと、ただ単に否定をしてしまうだけになりかねない。それぞれの立場あって、それなりの正義を信じているから、その行動に出る。どうしても理解できないこともそれはあるし、自分も感情的になってしまうこともある。柔軟性を試されていると思えるようになりたいものだ。決して、頑固で自分を曲げないような存在にはなりたくない。どうすればもっと他者の考え方に耳を傾けられるかを考えていきたい。
客観的に自分は何者であるかを見た時に、謙虚になりたいと思わせてくれる。自分にはそこまで圧倒的なものがあるわけではなく、周りの人に支えられているおかげで自分がやりたいこともやらせてもらっている。自分だけの力でどうにかなっているものなんて何もない。
想像力が働かなくなって傲慢な自分にならないようにしたいと、ふと思った今夜であった。
皆さんはどんな満月の夜を過ごされたかな?