「風の影」読了

読み終えたばかりの「風の影」(カルロス・ルイス・サフォン)は、まるで長い旅を終えたかのような気持ちを残してくれた。スペインのバルセロナを舞台に、謎が謎を呼ぶストーリーに引き込まれ、上下二巻というボリュームもあって、読み終えるまでかなりの時間を費やしてしまった。作品に張り巡らされた伏線と、予想を裏切る展開でいっぱいだった。結末がどうなるのか、最後の一文まで全く想像もつかず読み進めた。

ミステリーというジャンルに、僕はそれほど強く惹かれるタイプではないことが、この一冊で改めてわかった。それでも、この作品の仕掛けや深いストーリーには、確かに高い評価を得ている小説だということはわかった。

実はこの本を手に取るきっかけとなったのは、映画「丘の上の本屋さん」で紹介されていたからだった。映画自体がとても面白く、興味をそそられたので、ほとんど事前情報を持たずに読み始めた。予想外の展開が続く作品であるだけに、読んでよかったと感じているが、少し重めだったかもしれない。

長編の濃密な世界に浸かった後だからこそ、次に読む本はもう少し軽めのものにしようと思う。読書家というわけではないが、いつも何かしら本を手元に置いておきたいタイプだ。毎日少しでも本に目を通すことが、日々のストレス解消になっていると思っている。これも一つのルーティンであろう。

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「シン・ハリマオ」絶賛稽古中!
<令和6年度第61回福岡市民芸術祭参加作品>
『シン・ハリマオ』福岡公演
2024年11月23日 (土・祝) 14:00~/24日 (日) 14:00~
さざんぴあ博多 多目的ホール (福岡市博多区南本町2丁目3-1)
料金 前売:一般3000円(一公演) 
当日:一般(高校生~大人)3500円 子供(小学生~中学生)1500円*当日のみ
<前売券取扱い>
チケットぴあ https://pia.JP/ シン・ハリマオ
teket https://teket.jp/1239/36788
『シン・ハリマオ』イベントページ
https://www.facebook.com/events/831781435687102?locale=ja_JP

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