13年という時を経て

しばらく前に書いた台本を、久しぶりに手直しすることになった。
ページをめくるたび、あの頃の空気がふわりと立ちのぼる。
少し時代を感じる部分があって、思わず笑ってしまった。
当時は、生成AIが日常に溶け込む未来なんて、誰が想像できただろう。

13年も前に書いた作品だ。そして、ふと気づく。

あの頃の自分は、もっとまっすぐだった。
何かのために、誰かのために、ただ一生懸命だった気がする。
今、改めて向き合いながら、そんな自分と静かに再会している。

今回のリメイクでは、現在のキャストに合わせて物語を再構築している。
あのテーマは、今の時代にもまだ響くのだろうか…。
そんな一抹の不安を抱きつつも、これを面白い挑戦として受け止めたい。
あれから年月を重ねた自分だからこそ、描けるものもあるはずだ。
だから、もう一度、心を込めて取り組もうと思う。

ミュージカルだから、当時作った歌たちも蘇る。
懐かしいメロディがふいに頭をよぎり、口ずさむと、記憶の中の風景までが鮮やかになる。

13年という時を経て、今、物語は新たな命を吹き込まれようとしている。
どんな風に生まれ変わるのか。
その答えに出会える日が、今から楽しみでならない。

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