スーパーボウル・サンデー

公演のことで頭がいっぱいいっぱいすぎるから、あえて、あえて違うことを書いてみようと思う。

アメリカに14年間住んでいた私は、いつの間にかスポーツ観戦が生活の一部になっていた。野球、バスケットボール、アイスホッケー、サッカーなど。プロスポーツの選択肢がとにかく多く、シーズンの切れ目がほとんどない。何かしらの試合が常に行われていて、1年中飽きることがなかった。

その中でも、ルールがわかる人にとって最高に面白いスポーツは、アメリカン・フットボールだと思っている。まさにアメリカで誕生したスポーツとしてふさわしく、力と知性、個と組織がむき出しになる。戦争のような戦略と戦略のぶつかり合い。ほんの数秒のプレーの裏側に、膨大な準備と読み合いがある。作戦が完璧にはまり、フィールドが一気に切り拓かれる瞬間の美しさは、他の競技ではなかなか味わえない。

今度の日曜日、2月8日はスーパーボウルだ。アメリカでは、単なるNFLの決勝戦ではなく、国民的なスポーツ観戦の日と言っていい。多くの家庭で友人や家族が集まり、テレビ中継を囲んで飲食をしながら試合を見る。パーティーが開かれ、それが特別ではなく日常として存在していた日々が、今ではとても懐かしい。

その日を特別なものにしているのは、試合そのものだけではない。その時にしか放映されない特別なCMがあり、企業はこの一瞬のために莫大な予算とアイデアを注ぎ込む。短い映像の中に、笑いも風刺も物語も詰め込まれていて、翌日には「どのCMが一番よかったか」が自然と話題になる。

そして、ハーフタイムショーだ。世界的なアーティストが登場し、わずか十数分のために用意された圧倒的なパフォーマンスを披露する。スポーツと音楽、エンターテインメントが完全に溶け合うこの時間を目当てに、スーパーボウルを見る人がいるのも不思議ではない。

勝敗だけでは終わらない。
スーパーボウルは、アメリカという国が一年に一度、自分たちの「楽しみ方」や「本気」を丸ごと見せてくる日なのだと思う。

演劇のことで頭がいっぱいな今、こうして全く違う世界に意識を向けてみる。すると、不思議と呼吸が整ってくる。集中することと、離れること。そのどちらも、ものをつくるためには欠かせない。そんなことを思い出させてくれる日曜日を、今年は少し離れた場所から迎えようとしている。
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幕末・維新佐賀の八賢人おもてなし隊は、2月6日(金)・7日(土)に、江藤新平の一生を描いた歴史劇「江藤新平伝〜星の奇跡〜」を、東与賀文化ホールで上演をします。

ありがたいことに新聞に記事を掲載していただいております(※有料記事なので部分的にしか表示されません)
佐賀新聞→https://www.saga-s.co.jp/articles/-/1634687
毎日新聞→ https://mainichi.jp/articles/20260125/ddl/k41/040/139000c

チケットは絶賛発売中です。ご予約の際は、紹介者を是非、青柳でお願いします。こちらからどうぞ!→https://forms.gle/iWgPvNeAThAUUNAe7


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第5回目となる「猫を飼う」公演を予定している。今回は、なんと2本立て!違う役を演じ分けます。また、ピアニストの大坪健人さんとのコラボもお見逃しなく!!
ご予約はQRかこちらのリンクから→ https://forms.gle/ieExjx5HEPBiLhND6

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