長い一日が終わろうとしている。
朝一で会議があり、その後は研究室にこもり、次々と業務を片付けていく。夜には稽古が2回あり、公民館を渡り歩くようにして取り組んでいたら、気づけば深夜になっていた。
満月の光に照らされながら車を走らせ、帰路につく。静かな夜道で、今日の出来事を思い返してみる。順調に進むこともあれば、思うようにいかないこともある。日々のストレスを抱えながらも、なんとかやりくりしている。チャレンジがあるからこそ、少しの幸せを感じられるのかもしれない。そんな考えがふと頭をよぎる。
月日が流れるのは本当に早い。まだ先だと思っていたことが、気づけば目の前に迫っている。いつも追われるような感覚で過ごしているが、それが普通になってしまっている。切羽詰まる状況がなければ、何か物足りない気がしてしまうのか。それとも、自ら忙しさを作り出してしまっているのか。その理由は、いまだにわからないままだ。