原田マハの『リボルバー』を読み終えた。久しぶりに心から「面白い」と感じた小説だ。美術館のキュレーターでもある著者ならではの視点が、ゴッホやゴーギャンに関する豊富な知識と共に紡がれるミステリー。伏線が見事に張られ、ラストで鮮やかに回収される。その流れは驚くほど自然で、ページをめくるたびに物語の深みに引き込まれていった。
少し前、ゴッホアライブ展を訪れてからゴッホへの興味が再燃していたこともあって、この本を手に取ったのはまさに運命のようだった。ゴッホとゴーギャンの知られざる関わりや、芸術への情熱に満ちた時代背景を知ることができ、知的好奇心が刺激されると同時に、読後にはすがすがしい爽快感が残った。本の帯には「舞台化された」と書かれていたが、その演出が目に浮かぶほど、納得のいく内容だ。もしもこの舞台に立てるなら、どれだけ心が震えるだろうか。
そんな感動を胸に、無事に一週間が終わり、迎えた週末は演劇活動の時間だ。近づく本番に向けて稽古を積み重ね、物語を形作っていく。この先、どんな表現が生まれてくるのだろうか。未知の舞台に挑むのは楽しみである。
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現在、予定している公演は下記の２つ。是非お越しいただきたい。
・多久ミュージカルカンパニー 多久市人権フェスタ ミュージカル公演「詩子の声」
2024年12月1日 １３：３０〜
・『シン・ハリマオ』福岡公演
2024年11月23日 (土・祝) 14:00～/24日 (日) 14:00～
さざんぴあ博多 多目的ホール (福岡市博多区南本町2丁目3-1)
料金 前売：一般3000円(一公演)
当日：一般(高校生～大人)3500円 子供(小学生～中学生)1500円＊当日のみ
＜前売券取扱い＞
チケットぴあ https://pia.JP/ シン・ハリマオ
teket https://teket.jp/1239/36788
『シン・ハリマオ』イベントページ
https://www.facebook.com/events/831781435687102?locale=ja_JP
