私はこれまで、演劇の指導やワークショップを通じて、多くの場面で人と向き合ってきた。幼稚園児の無邪気な瞳、小中高生の揺れる感情、大学生の探求心、そして大人たちの奥深い思索――それぞれの年齢層が織りなす多様な世界を肌で感じてきた。今でも教育現場で演劇の手法を取り入れ、論文を通じて検証を続けている。
今日、これまでの活動や理念をもとに語る場をいただき、話しながらふと気づいた。経験と知識は確かに私の中で大切な「糧」になっている。演劇という営みを続けることで、私自身が生き生きとした自分になれるのだ。
思いを言葉にしながら、胸の奥から湧き上がる情熱に気づいた。「もっと知ってほしい」「一緒にやってみたい」と願う気持ちは広がり、誰かの心に届く瞬間を夢見ている。演劇は単なる活動ではなく、私にとって命を吹き込むような力を持ったものなのだと、改めて実感した。