今夜、とある山の中で、八賢人おもてなし隊の仲間たちと新年会を楽しんでいる。しかも、集まった顔ぶれは偶然にも立ち上げ当初のメンバー。懐かしさと絆の強さを感じながら、美味しい料理を存分に味わい、幸せで満たされた。お腹も心もいっぱいだ。
冷たい空気が凛と張り詰める雪景色の中、こうして集まるのも、風情があって悪くない。寒さがかえって心を温め、仲間との時間をより一層特別なものにしてくれる。楽しいひとときはいつだって、あっという間に過ぎ去ってしまう。
ふと、この場所に自分がいる理由を考えた。なぜ、今ここにいるのか。そして、なぜこの仲間たちと歩んできたのか。この活動を始めて12年が過ぎた。長いようで短い、波乱と感動の道のりだ。その間、数えきれないほどの舞台に立ち、笑いと涙を共有し、思いがけない挑戦にも立ち向かってきた。困難な時期もあったが、振り返ると楽しかった記憶ばかりが胸に蘇る。
しかし、未来を考えずにはいられない。いつまで自分がこの第一線で活動を続けられるのだろうか。それは僕だけでなく、全員に訪れる問いだろう。いつか、必ず世代交代の時が来る。願わくば、この活動が根付いたものとして次の世代へと受け継がれてほしい。そのためにも、誰かがこのバトンを握ってくれることを心から願う。
みんなが寝静まった、静けさと冷気が支配する深夜に、このブログを書いている。この瞬間すら、未来には懐かしい思い出になるだろう。雪の山の中で、仲間と過ごしたこの一夜もまた、記憶の一部となる。