年の瀬が近づくと、自然と耳にする言葉がある。「忘年会」だ。

忘年会とは、文字通り「年を忘れる会」。一年間の出来事や苦労、うまくいかなかったことをひとまず横に置いて、区切りをつけるための時間なのだろう。

仕事の忘年会、仲間内の忘年会、などなど。形は違っても、共通しているのは「同じ時間を共有した人たちと、一年を振り返る」という点だ。うまくいったことも、失敗したことも、笑い話に変えてしまう。そうすることで、重たくなりがちな一年を、少しだけ軽くしてくれる。

一方で、最近は忘年会のあり方も変わってきている。無理に集まらない選択、少人数で静かに過ごす形、あるいはあえて何もしないという人もいる。それもまた自然な流れだと思う。大切なのは「忘年会をすること」ではなく、「自分なりに一年をどう締めくくるか」なのだ。

忘年会は、自分の心の整理のための時間でもある。疲れ切った一年なら、静かにコーヒーを飲みながら振り返るだけでもいい。笑い合える余裕があるなら、杯を交わすのもいい。

年を忘れる、という言葉には、すべてをなかったことにするという意味ではきっとないだろう。「次へ進むために手放す」というニュアンスがあるように思う。今年を抱え込みすぎず、ちゃんと終わらせる。

そんなふうに考えると、忘年会は少しだけ優しい行事に見えてくる(かな?)

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