公演の2日目が終わった。
連日、満席のお客様に迎えていただけるということ。その事実の重みを、舞台に立つたびに静かに噛みしめている。
お芝居は、生き物だ。
昨日と同じようにやっているつもりでも、まったく同じにはならない。むしろ、少しずつ、確実に変わっていく。
やりながら課題を見つける。
ほんのわずかなズレに気づく。
予期しないハプニングに出会うこともある。
けれど、そのすべてが材料になる。
その場で拾い、手渡し、受け取り合いながら、演者同士で形を探っていく。
「もっと良くなるはずだ」と信じる。頑なに信じる。
このプロセスが、たまらなくおもしろい。
完成されたものをなぞるのではなく、未完成のまま進み続けること。
その不安定さの中にしかない熱がある。
終わったとき、何が残るのか。
どこに着地しているのか。
正直、それはわからない。
けれど、わからないままでいいと思っている。
むしろ、その曖昧さがあるからこそ、今この瞬間に集中できる。
目の前にある一つ一つに向き合う。
相手の呼吸を感じる。
観客の気配を受け取る。
そして、ただ、その瞬間に生きる。
舞台の上でしか味わえない、あの濃密な時間の中で。
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第5回目となる「猫を飼う」公演を予定している。今回は、なんと2本立て!違う役を演じ分けます。また、ピアニストの大坪健人さんとのコラボもお見逃しなく!!
ご予約はQRかこちらのリンクから→ https://forms.gle/ieExjx5HEPBiLhND6




