今年度もありがとうございました

今日は雨のスタートだった。昨夜からかなりひどく、桜散らしの雨となってしまった。今年の桜も楽しませてもらったが、また来年になりそうだ。1年後、どのような世の中になっているのだろうか。コロナがある程度、収束してみんなで花見ができていることを願おう。

佐賀城本丸歴史館にて、無事に賢人ジュニアの発表公演を終えることができた。多くのお客様にご来場いただいた中で、子どもたちは緊張がありながらも、堂々と演じてくれた。まだまだ良くなる部分はいっぱいあったにしても、それぞれの成長を見ることができる公演であった。場数を踏むことで自信がもっと湧いてきているのではないかと思った。賢人ジュニアは、毎年、この発表公演をもって一旦解散となり、また5月に参加したいメンバーが集まって、5月から活動をスタートする予定だ。メンバーは絶賛募集中だ。


このような演劇の活動を今後もずっと賢人ジュニアメンバーが続けるということにはならないかもしれないだろう。しかし、ここで培った経験は何かしらの役に立つと考えている。表現やコミュニケーションのトレーニングになったり、芝居の内容の中で人生の教えやヒントが隠れていたり、台本を読み取る国語力、そこにないものを想像する力だったりと、私は「演劇=教育」と考えている。これは子ども達であれば尚更であるが、大人であっても同じだと思っている。

アメリカ留学時代に演劇にであった私は、もちろん舞台に立つ魅力とか、演じてる役者がカッコいいという憧れをいただいた。最初はなかなか表現をすることが自由にできなかった自分でも、だんだんと経験を重ねていく中で、人前で何かをやることが苦手だった自分を変えることができた。さらに、大学時代から子どもの演劇指導に関わり始め、生き生きとしている姿に感動を覚えた。

アメリカの大学・大学院で演劇を学び、そしてアメリカでも大学で教えたり、子どもたちに教えたりという仕事を経て、日本に帰国した。それから、自分が演じることだけでなく、演劇の面白さや奥深さを伝えたいという気持ちで演劇活動を続けてきた現在は、子どもが関わっている3つの団体で指導したり、大学の授業でも取り入れることができている。

改めて振り返ると今年度も改めて充実した活動をさせていただいた。仲間たち、応援してくださる皆様に感謝するばかりだ。また4月からの新年度もすぐに活動はスタートする。新しいこともいろいろ待っているであろう。

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