まだまだ不便な日々が続いている。
様々な人に頼りながら、なんとか日常を回している毎日だ。おそらく以前から、私は誰かの手を借りて生きてきたのだろう。ただ、足がない今は、それをよりはっきりと意識させられる。移動ひとつとっても、自分だけで完結することは少ない。

公共交通機関を使う機会も自然と増えた。時間に合わせて動き、待ち、流れに身を委ねる。思い通りにならないことも多いが、そのぶん、これまで見過ごしてきた景色や、人の気配に気づくこともある。

この生活が始まって、気づけばもうほぼ一ヶ月が過ぎた。不便さは相変わらずだが、不思議と心は少しずつ落ち着いてきている。できないことを数えるより、今できることを拾い集める。頼ることを弱さだと思わず、ひとつの選択として受け入れる。

遠回りばかりの日々かもしれない。それでも、立ち止まりながら進む。今はただ、この不完全な生活を、静かに受け入れていくしかない。

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