幕が上がるその瞬間に向けて

朝から小屋入りで、慌ただしい一日だった。
舞台道具を搬入・仕込みをして、音響や照明のスタッフさんと細かな確認を重ねながら、少しずつ空間が立ち上がっていった。光が入り、音が重なると、不思議なことに芝居そのものが勝手に背筋を伸ばす。役者の動きも、言葉の輪郭も、自然と研ぎ澄まされていく。
最終的な仕上げを重ねながら、ベストな作品を届けるために、最後の最後まで踏ん張る時間が続いていく。

これまで幾度となく舞台をやってきた。
演じる側としても、演出する側としても。形になっていくまでのプロセスは、決して楽ではない。それでも、その過程には確かな楽しさがあり、終わったあとにしか味わえない達成感がある。
皆の力が少しずつ集まり、同じゴールを見据えて進んでいく感覚。始まってしまえば、きっとあっという間だ。この一瞬のためだけに、時間も、労力も、ストレスも重ねてきたのだと思う。

明日はいよいよ本番。
幕末・維新佐賀の八賢人おもてなし隊として、次に舞台公演があるとしたら、そのとき私は客席に座っているのだろうか、そんなことをふと考える。
私がいてもいなくても、この団体と活動は続いていく。その時そこに立つ男たちが、今の私たちと同じように、ひとつの目標に向かって直向きに戦っていてくれたらいい。ただ、それだけを願っている。

そして今は、明日の幕が上がるその瞬間に向けて、静かに心を整える。
積み重ねてきたものを信じて、舞台にすべてを委ねるだけだ。
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幕末・維新佐賀の八賢人おもてなし隊は、2月6日(金)・7日(土)に、江藤新平の一生を描いた歴史劇「江藤新平伝〜星の奇跡〜」を、東与賀文化ホールで上演をします。

ありがたいことに新聞に記事を掲載していただいております(※有料記事なので部分的にしか表示されません)
佐賀新聞→https://www.saga-s.co.jp/articles/-/1634687
毎日新聞→ https://mainichi.jp/articles/20260125/ddl/k41/040/139000c

チケットは絶賛発売中です。ご予約の際は、紹介者を是非、青柳でお願いします。こちらからどうぞ!→https://forms.gle/iWgPvNeAThAUUNAe7


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第5回目となる「猫を飼う」公演を予定している。今回は、なんと2本立て!違う役を演じ分けます。また、ピアニストの大坪健人さんとのコラボもお見逃しなく!!
ご予約はQRかこちらのリンクから→ https://forms.gle/ieExjx5HEPBiLhND6

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