みなさん、

こんばんは。先が読めない戦いの日々が続いていますね。私はまだマシな方であることはよくわかっています。それには感謝するばかりです。命を危険にさらしながらも働いている方々もいます。お金があって、安全で、先のことがわからなくても大丈夫な方もいます。この差はなんだろうと思っても、私にはどうすることもできません。ただ自分は想像力を失いたくないと思っています。おそらく過酷な現場にいる医療従事者の状況は想像を絶するものであると考えられますが、そんな人たちがいることを忘れてはならないと考えています。

実は、今日は残念なお知らせが届きました。来年の3月に予定をしていた公演が中止となりました。すでにミーティングを重ねたり、脚本を書き始めていて、実際に動いていました。すでに沢山の時間を費やしていました。お仕事をお願いしていた方々がいました。この状況の中で誰も悪くないのでしょうが、お仕事が一瞬にしてなくなり芸術活動への補償は何もないということ実感しました。公演や活動が始まる前に、そこに至るまでに多くの労力を使っていても、それは他者には見えないものにすぎません。物語のアイデアを出すこと、セリフを書くこと、作詞することなど、パソコンの前で産みの苦しみに耐えてきたのも、日の目をみることに希望を持っていたからです。残念ですが、きっと同じ心境でいるアーティストの人たちが今いっぱいいることでしょう。

私一人ではないです。

コロナ疲れがどっぷりでている今日です。しかし、仕方がないことなので、今、私にできることをやっていくしかありません。

演劇界に大きな打撃を与えていることに平田オリザさんが言及されています。「命の次に大事なものは異なる。そこに想像力を働かせ、他人に寛容にならなければならない」という言葉が響きました。他者理解は芸術によって生まれると言われていることに激しく共感しています。他者理解を生む想像力が、こういう時だからこそ必要なのではないでしょうか。平田さんの記事はこちらのリンクからどうぞ→https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200414-00010005-jwave-musi&p=1

今日の写真は演劇学校に通っていた時のものです。25歳くらいかな。若いですね。当時はスマホを持っていなかったので、写真があまり残っていないんですよね。あの頃からハンチングの帽子をかぶっていますね。あれから20年たった今もそれは変わらず…。演劇を続けていることも変わらず。

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