朝9時ぐらいから夜の8時まで、濃密に動いていたらあっという間に時間は過ぎていた。ネット介した研修をやるのは、やはりトラブルがつきもののようで、いくら準備が完全だったとしても、なかなか難しかった。いや、そもそも準備が足りなかったのかもしれない。できることをやっただけでは、なんとも後味が悪い。爪痕を良い意味で残せなかった部分があったと思うと敗北に近い気がした。

劇団の打ち合わせにいく途中、セカンドウィンドを感じてきた。やはり気の合う仲間たちと会うのは楽しいものである。今度の公演の詳細を打ち合わせし、次からは稽古が始まる。こっちもスタートすると、大きなプロジェクトがまた同時進行で動き出す。ワクワクする反面、やることの多さに怯みそうになる自分もいる。大概のことはやっとのけるという自信はあるのだが、ちょっと最近の体力の低下が気になっている。

夜遅い電話というのは、あまり良いものではない。突然、舞い込んできた仕事は24時までに完成しなくてはならないことが発覚した。打ち合わせ終わりが22時。スタバに駆け込み、糖分のカフェインでブーストをするためにカフェモカを頼み、1時間集中をして勝負に挑んだ。翻訳というのはセンスも問われるが、日本語の意味が複雑だったり、曖昧だったりするのを読み解く力が求められる。それをどう英語で表現すればわかりやすくなるかを考える。思いつくボキャブラリーが大事なポイントとなってくる。わかりにくい言葉表現を依頼主に電話で確認するやりとりがあり、完成間近で23時となり、ひとまずスタバを追い出された。車中でテザリングをして再び真っ暗の中でパソコンをあけると、やけに眩しく感じた。デッドラインにはなんとか滑りこみで間に合わせ、送信ボタンを押したら、一気に気が抜けた。ゆるりとした気持ちで、おだやかに車を走らせる夜道は、静かだった。

てっぺん越えの帰宅。風呂を上がったら時計が午前1時11分だった。ポッキーだと、ふと思うと笑みが浮かんだ。深夜の時間には慣れっこだけど、やはり遅い時間には間違いない。今日も相変わらず長い1日だった。

仕事の合間を塗って、新聞取材もあったが、2016年1月の大雪の日に開催した歴史寸劇の話がでてきた。あのような佐賀城本丸の光景は見ることがないかもしれない。こんな天気でも寸劇にお客様がきてくれたことは、ありがたい限りである。懐かしいものだ…。

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