テレワークというものは日本では妄想なのだろうか。職種によってはできないと断言しているようでは、コロナ禍における人流を削減することは到底できないであろう。仕事における人流は、不要不急とは言い難い。
日本ならではの働き方にテレワークが広がらない要因があるようだ。上司や先輩が出社するから、それに同調してテレワークをしにいくいそうだ。出社した人が偉いという見方をする人も多いとか。周りが残業しているから、帰りにくいというのと同じであろう。とにかく他者を気にして、自分の権利はそっちのけになることが多くある。職場にいくから仕事を頑張れるということもあるかもしれないが、逆に、家で一人でやる方が集中できるという考え方もあるのではないだろうか。
そもそも、テレワークに対応できるようなシステムが構築されていなかったり、パソコンが苦手とか言っているようでは、テレワークは多分実現はしないだろう。
テレワークが当たり前の職場ももちろんあるだろう。どこまで本気で人流を抑えたいのかもわからないが、もっと多くの職場でやっていかない限りは、ちょっと厳しいのが日本の現状である。
人流をおさえることもそうだが、イベントの無観客化や延期に理解をいただきたいとか、休業要請のお願いとか、基準は曖昧にして、ただ空気を読んで自粛をしろという、古い日本的なやり方だと思ってしまう。