ソンドハイム氏

だんだんと11月が終わりに近づいている。早いものだ。ラストスパートをかける12月が始まることになる。年末まで慌ただしい。ただ年末年始はゆっくりできると思うので、それまで頑張ろう。

そういえば最近はあまり頻繁に洋服を買わなくなった。ほぼほぼ同じものを長く着ている。たまに年に数回買うこともあるが、仕事着と言えばほぼほぼスーツ系だから、そんなに買い替える必要もない。気づけばもう10年近く来ているカッターシャツがあった。気に入っているということもあってほぼ毎週着ているのに随分と長持ちしてくれるものだ。しかし、今年の年末には古くなってきたものを断捨離した方がいいのだろう。

先日、アメリカ・ブロードウェイミュージカルの巨匠である作詞作曲家のスティーブン・ソンドハイム氏が享年91歳で亡くなった。この方が手掛けた数々の名作はどれをとっても素晴らしい。私は役者としてはあまりミュージカルはやってこなかったので、残念ながら演じる側として関わったことはない。ただ、思い返せば中学生の頃だっただろうか。劇団四季のウェストサイドストーリーを見たことが、演劇になんとなく憧れを抱いたきっかけでもあったりする。そう、ウェストサイドストーリーの作詞をしたのがソンドハイム氏なのだ。偉大な演劇人の訃報に、多くの友人たちのSNSはソンドハイムの記事ばかりシェアが続いているここ数日だ。

演劇の憧れを抱いてから、急に演劇の道のりを歩み始めたわけではない。なんとなく思っていたことが、大学に行ってから演劇に出会ってから開花した。これこそが人生をかけてやってみたいことだと思うものにやっと出会えた気がした。それから30年ぐらい経つ現在、アメリカで始まった演劇ライフを日本でもずっと続けている。役者からスタートし、脚本、演出、指導をするようになった。ライフワークとなっているものから、これから、おそらくであるが離れることはないだろう。

というわけで、今週末はいよいよ本番だ。立ち上げたそれぞれ別の団体である多久ミュージカルカンパニーと八賢人おもてなし隊が、同じ舞台に立つことは、やと実現する。これも一つの夢であったので、それを叶えてくれた弓削田健介さんに感謝するばかりだ。素晴らしいアーティストであり、素敵な仲間である弓削田さんと舞台を作れることは非常にありがたい。

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