想いは残るのか?

11月にとある依頼を受けて多久ミュージカルカンパニーの「林姫哀話」を再演することが決まっている。この物語の中で、許されぬ恋に落ち、このまま二人で駆け落ちしようと誓い合うデュエット曲の歌詞でこんな一節がある。

きっとどこかで
幸せになれる
産まれ変わっても
数千年の時が過ぎても
ああ この想いを胸に

産まれ変わって想いが残ることは定かではなかったとしても、叶わない恋ということを知っている二人にとって想いが残ることを信じるしかないと想像して書いた歌詞だ。

私が現世を生きていく中で、この人とは前世でつながっていたのではないかと思うことがたまにある。思い込みなのかもしれないが、直感や潜在意識というものががどこから来ているのか理解できない部分がある。輪廻転生があるのであれば、今、誰かとつながっているのは、前世から残っている思いから来ているのかもしれない。

Related Posts