「永い言い訳」を見た

「永い言い訳」を見た。自分を嘘で固めてしまっている主人公が、どう変わっていくのかを興味深く見ることができた。人生は色々あるものだ。予期してないことが起きてから、人生を変えていけることもある。この主人公は富も名声も手に入れたが、何かが欠けていた。これは人間らしいと言えば、人間らしいのかもしれない。ずっと言い訳をしてきたが、最後には何かに本質的なものに向けて一歩を踏み出せたのかもしれない。

余韻が残るいい作品だった。

画面で見るありふれた幸せが、いいものに見えたりする。西川美和監督の作品は「すばらしき世界」に続けて2本目だ。両方とも当たりだったので、また違うのも見てみよう。カメラワークというのは、それぞれの監督で独特なものがあるのも興味深い。

どうでもいいことだが、これは2016年の映画で、喫茶店でタバコを吸っているシーンがあるが、今はもうそんな場所はほとんどないのではないかと思った。喫煙シーンさえもほとんどなくなっている気がする。これも映画を色々と見ていると変化を余計に感じる。タバコを吸う役が与える印象とは何なのだろう…??

さて、明日(4/14)は佐賀城本丸歴史館にて歴史寸劇の出演だ。実は2週連続なので来週(4/21)も予定している。もしよかったら足をお運びいただきたい。歴史寸劇は1日5回(10時、11時半、13時、14時半、16時)に実施している。観覧自由なので、お気軽にどうぞ。

Related Posts