いつも同じだね

大きな演劇プロジェクトがようやく幕を閉じ、次の舞台までは少しだけ静かな時間が訪れた。次の挑戦は2月、そして3月に連続で待ち構えているが、今はその前に、一度深呼吸をして、体力と気力を整えるときだ。

ふとしたきっかけでこれまでの活動を振り返ってみたら、驚くことに、八賢人おもてなし隊以外の舞台活動だけで年間約5本を15年近くも走り続けてきたことに気づいた。我ながらよくやってきたものだと思う。日本に、そして佐賀に戻ってから、演劇をキーワードに多くの場で表現の機会をいただけたことには、感謝の気持ちしかない。

18歳のときに出会った演劇。それが今の自分の基盤を作っている。当時から常に複数のプロジェクトを抱え、時間に追われながらも情熱を注いできた。その忙しさは今でも変わらないし、昔からの友人たちに言わせれば、「いつも同じだね」と笑われる。それでも、演劇に対する志も熱意も、変わるどころかむしろ深まっている気がする。

夢中になれることがある。それに全力を注げることがある。それがどれほど幸せなことか、今さらながら心に沁みる。

Related Posts