とある学校で、教育プログラムのプレゼンに参加する機会があった。そこでは、さまざまな企業や団体が、それぞれの教育理念やカリキュラムについて発表していた。登壇者の話し方、スライドの作り方、伝え方の工夫——どれも個性が光り、非常に興味深い内容だった。
さまざまなプレゼンを見ていくうちに、自分が提供する教育内容や話し方と比較し、学べることが多いと気づいた。教育とは、ただ知識を伝えるだけでなく、いかに「響かせるか」が重要だ。他社の発表を通じて、自分の話し方や伝え方を改めて見直すきっかけになった。次のプレゼンでは、今回得た学びを活かし、より伝わるプレゼンを目指したい。
学びを提供する側も、常に学び続け、アップデートし続ける必要がある。僕が提供する演劇プログラムも、より多くの人にその魅力が伝わるよう、楽しさと学びの両面をしっかり発信し、少しでもチャンスを広げていきたい。
僕自身、演劇を通じて「自分を表現してもいいんだ」と実感し、自己肯定感が高まった経験がある。振り返れば、今の自分がここにいるのは、演劇に出会えたからだと言っても過言ではない。
だからこそ、「自分に自信がない」「表現するのが苦手」と感じている人に、そんなことはないと伝えたい。表現することは、決して特別な人だけのものではなく、誰にでも開かれている。そして、すでに表現が好きな人には、もっとその機会を増やし、さらに輝ける場を提供したい。
ただただ、純粋に——それを実現したいと思っている。