本日は佐賀城本丸歴史館での歴史寸劇に出演だった。雨脚が強まる中、全国各地から多くの方が足を運んでくださった。夏休みということもあり、小さな手を握った親子連れの姿が目立つ。短い時間でも、一期一会の出会いは、舞台に立つ者にとってかけがえのない贈り物だ。
佐賀城での本番は、月に一度か二度やってくる。一日五公演は、正直なところ体力を削る。それでも、どこかで誰かが喜んでくれるのなら、その笑顔のために踏ん張れる。演劇を通じて観光やまちづくりに携われることは、何よりの誇りだ。この活動を始めてから十二年。気づけば十三年目の扉を開けている。次の世代へと、この火をどう渡すか。そのことを、最近よく考える。時代は移ろう。それならば、形もまた変わっていい。ただ、その中で大切な芯だけは残してほしい。
演劇の可能性とは何か。
それは、過去と今をつなぐ架け橋であり、人と人とを結び直す糸だ。観客の笑顔も、涙も、驚きも、その瞬間にしか生まれない。けれど、その瞬間は確かに誰かの記憶に刻まれる。もしもその記憶が、明日の一歩を踏み出す力になるのなら、それだけでいいのかもしれない。
というわけで、今日もありがとうございました。
