20世紀までの私たちは、土や石のように「形のあるもの」に価値を置いてきた。家や土地、肩書きや所有物が、人生の安定を保証するものとされた時代だ。
けれども今、星の巡りは大きく変わり、「風の時代」が訪れている。この時代を象徴するのは、形ではなく目に見えないもの、つまりは知識、アイデア、感性、信頼、そして人とのつながりだ。
「強い者が生き残るのではない。変化に最もよく適応した者が生き残る。」(ダーウィン)
風のように流れ、時に形を変える柔軟さこそ、これからの時代を泳ぎきるための鍵となる。
風は、重い荷物を持ったままでは運んでくれない。「こうあるべき」「これが正解」という固定観念を手放すことで、新しい風が背中を押す。
「手放すことで、本当に必要なものだけが残る。」(ルミ)
また、風は一人で吹くのではなく、空全体を巡る。人との出会いも同じで、思わぬ縁が人生の景色を変えることがある。
「人は風のように出会い、風のように去っていく。けれど、香りは残る。」(作者不明)
そして何より、考えすぎて足を止めるより、まず一歩を踏み出すことが大切だ。風は動き出した者にだけ、その方向を示す。
「風が吹くのを待ってはいけない。帆を張って、風を迎えに行くのだ。」(古い航海者の言葉)
風の時代を生きるとは、軽やかであること。けれどそれは、薄っぺらさではない。しなやかな強さをもって、必要なときに形を変え、流れに乗っていく。そして、ときには大胆に変化をすることも必要なのだろう。
そんな時がやってきている。
