なんとも、疲れが体の芯から抜けてくれない。ずっと、どこかに重さを抱えているような感覚だ。SNSには「ドーパミンをデトックスすると疲れが取れる」といった広告が流れてくるけれど、本当に効果があるのだろうか。少し調べてみると、ドーパミンデトックスとは、スマホやゲーム、甘いものなど、日常で強い刺激を与えるものを避けることで、脳の報酬系をリセットし、集中力や満足感を取り戻すという考え方らしい。理屈としては興味深いけれど、果たして自分の疲れにどれほど効くのかは未知数だ。
それでも、疲れていると感じながらも、体は意外と活発に動いている。今日も休日だったはずなのに、やるべきことに手をつけ、ひとつひとつ片付けていった。終わった時には、達成感が小さな光のように胸に差し込む。
こうして少しずつでも前に進めている自分がいる。疲れはまだ残っているけれど、それでも歩み続ける力が、確かにここにあることを感じる一日だった。
