待つ、という行為は、ただ時間が過ぎるのをやり過ごすことではないのだと思う。

何かを信じているから、待てる。
まだ見えない未来に、わずかでも光を感じているから、立ち止まれる。

思うように進まない日々の中で、つい焦ってしまうことがある。
結果が出ないことに意味を見出せず、何かを間違えているのではないかと疑ってしまう。けれど、本当はその時間こそが、静かに何かを育てているのかもしれない。

芽は、地上に顔を出す前に、長い時間を土の中で過ごす。
誰にも見えないところで、根を張り、力を蓄えている。

人も同じなのだろう。
すぐに形にならない時間の中で、自分でも気づかない何かが積み重なっていく。

だから、待つことを恐れなくてもいい。
何もしていないように見える時間も、確かに前に進んでいる。

大切なのは、諦めずに、ほんの少しでも希望を持ち続けること。
その小さな光が消えない限り、どんな時間も無駄にはならない。

今日もまた、私は待っている。
静かに信じながら。

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