あの頃の記憶

風は強くなっているが、今回は直撃ではなくて幸いだ。しかし、次の10号が間近にやってきている。今の進路予想はあまり良くないが、これも急に変わったりするから、祈りながら見守るしかない。なんとか直撃だけは回避したい。

本日は新聞の取材を受けた。本棚を紹介しながら、読んできた本のことを語るという企画で、大学時代から持っている本や日本で手に入れた本まで、主に演劇について話をした。事前に少し本を整理したこともあり、アメリカ時代のことをなんだか色々と思い出した。

思えばとにかく書物を読んでは、小論文を書くということが求められた大学時代だった。大好きな演劇でも今と変わらず多忙な日々を過ごしていたのだが、授業もちゃんと出席して、課題も提出しない限りは単位はもらえない。英語で勉強する難しさに直面しながらも、なんとかするしかなかった。大学に行き始めた頃にはスラスラ読めなかった本も、1年ぐらいそれを続けていたらなんとか読めるようになった。まさに多読というやり方だったのだろう。読まない、理解できないという選択肢がなかったから、やり続けるしかなかった。

若い頃の苦労はその時は大変であっても、とても価値があるものだということを私は身を持って知っている。大学をきちんと卒業できたからこそ、次への道が開けた。

これまでやってきたことがあるからこそ、今の自分があるということのありがたさを改めて感じた。

今日の取材の記事は来週の9/12(土)に新聞に掲載されるとのことだ。本当にいつもありがたい。

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