2001.9.11に、私は当時アメリカにいた。9月から始まる新学期のために8月末に東海岸のメリーランド州にたどり着き、大学院に通い始めたばかりだった。空は快晴で気持ちの良い火曜日の朝だった。突然舞い込んできたニュースでテレビを見ると、とんでもないことになっている。ニューヨークに住んでいる親友の安否もわからない。メリーランド州はワシントンDCにの近くにある。後から知ったことだが、同時多発テロでハイジャックされた飛行機の1つはワシントンDCにあるペンタゴンに向かっていたということを知った。

結果的に親友も他の直接の知り合いが被害にあった人は個人的にはいなかった。しかし、こんなことが起こるとは夢にも思わなかった。そして、それまでアメリカと中東諸国との関係についても、そこまで気にしていなかった自分だった。世界は平和ではないということを知った。

それでも、大学院生として普通に学び、卒業し、アメリカで就職した。危険な目に会うこともなく、しばらくアメリカで仕事をして、日本にも無事に帰ってこれた。

あれから19年が経つ。アメリカと中東の諸国との関係がよくなったとは一概には言えないだろう。アフガニスタンのこと、イラクのことなどを考えると、アメリカはそれなりに報復をしたということになるのかもしれないが、また、いつ何が起こるのかもわからないと正直思ったりする。

今日のFBのタイムラインはアメリカ人の知り合いのこの日に対する思いでいっぱいだ。アメリカ人はアメリカ人である事に対して、プライドを持っている。アメリカで時間を過ごす中で、それを強く感じきた。果たして自分も含めて、どれだけの日本人が日本国に誇りを持っているだろうか?

そんなことを考えた。

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