私はイベントをする側として、こんなことを言うのはおかしいのかもしれない。それを言いたくなることも良くわかるし、それを書かないといけないみたいな風潮もよくわかる。
しかし、このコロナに関しては「万全な感染予防対策」はない。
これだけ世界中の人たちが感染していて、それにおそらく日本国内で感染した人たちの多くも、「万全な対策」をしていたと思う。誰がかかってもおかしくはない。無論、予防をするのは当然。ただ、万全などはないということだ。
だから、オリンピックを開催するにあたっても、世界中の人たちが日本に集まったとして「万全な対策」などできない。アスリート・関係者の誰かが感染するであろう。クラスターの可能性もある。もはや、コロナ慣れしてしまった私たちは「自分は大丈夫」と思っている。自分もそう思いたしいし、十分な予防対策をしていると思いたい。思いたいだけであり、防護服着てゴーグルするなどをしない限りは、万全とは言えない。
それでも、今の生活を全く停止してしまうわけにはいかないから、動き続ける。幸いにも、ワクチンのおかげで、世界的に言うと感染者は減っているそうだ。とにかく先が読めないわけだから、何事にも柔軟に対応していく「生き抜く力」が必要だと強く感じている。
どうでもいいことなのかもしれないけど、自分は「万全」ということがどうして引っかかってしまう。
