まだ万全な体調ではないため、わりとゆっくりしていた。とにかく映画を見たり、本を読んだりしていた。
是枝裕和監督が最近また気になっていて、まだ見ていなかった映画を２本「海街ダイアリー」「海よりもまだ深く」見た。どちらの作風も似ていると言えば、似ているし、すこしまったりしていて独特のテンポとストーリー展開なので、好みはわかれると感じた。わりと好きな方であるが、映画に入り込む集中力がいる。本を読むのと似ている感覚がある。時々、どきっとするようなセリフがあるのが面白かったりした。そして、幸せとは何かを考えさせられた。幸せのあり方は様々であることが描かれているが、それでいいと思う反面、何かどこかで大きなことを大成したいような衝動に駆られる。不思議な感覚だ。
まだまだ他にも見ていない是枝監督の作品があるので、ひとまず片っ端から見てみようと思っている。自分の創作に影響を与えてくれそうな気がする。
ちなみに読んだ本は「愛の試み」（福永武彦作）だ。ちょうど「愛」というテーマなので、映画と関連づけて読んでしまっていた。ここまで様々な言葉で愛について深く書けることはすごいことだと思う。