佐賀城本丸歴史館で開催されている「江藤新平展」の展示の中で上映されている5分ぐらいの動画にナレーションを当てさせてもらっている。大隈重信役として江藤新平に対する思いを語っているナレーションだ。収録されている声はあまり自分っぽく聞こえない感じもするし、今日はとある人に映像を見せたら僕とすぐにはわからないと言われた。声優っぽいとも言われたのは少し嬉しかった。
大隈重信役としては、演劇だけではなく映像やメディア出演など、ありがたいことに、これまで様々な機会をいただいている。気づけばこの活動を2012年からやっているから11年が経っていることになる。先日公演を終えたばかりの多久ミュージカルカンパニーも、さがドラマスクールも10年以上経っている。
僕が演劇を続ける理由を考えてみた。
まず僕自身がその表現の形式に魅了されているからかもしれない。演劇は人間の感情や思考、社会的なメッセージを豊かな形で表現する手段であり、僕はその中で自分の考えや感情を表現し、他の人々と共有したいと考えているのだと思う。また、演劇を通じて、自己表現や共感、コミュニケーション能力を高めることができると信じている。僕にとっては演劇は生活や社会との対話の場であり、その中で新たな発見や成長を得ることができるからであろう。
さて、来年度に向けてまた色々と動き出している。公演が終わったばかりだと言っても、あまりゆっくりしている余裕は本当はない。