「恋人たち」

なんとか今日も映画を見ることができた。2015年の「恋人たち」は、この時代の特有の叙情を強調するスタイルだったと感じた。様々な状況を抱えて、周りの人間と噛み合わず、淋しく、悲しく、リアルにもがきながら生きている様子が描かれていた。個人的にはあまり共感できたとは言えない。物語は断片的で、日常がそのまま続いてく感じがして、この人たちはどう変化するのか、しようとしているのが見えなかった。だから虚しさが残った。物語というよりはドキュメンタリーっぽい気がした。人間は完璧じゃない。生きることは無駄なのか、意味があるのか、そんなことも本当にわからなくても生き続けることについて考えさせられた。

しかし、いろいろな物語があるものだ。監督による特徴もはっきりとしている。おもしろいね。

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