早朝に、どうしても見逃せないものがあった。敬愛するレッド・ホット・チリ・ペッパーズがオリンピックの閉会式でパフォーマンスを披露すると聞き、眠気に負けずに早起きを決行。ロサンゼルスでの中継を目に焼き付けたかったのだ。選ばれた曲は「Can’t Stop」―定番の名曲だ。カリフォルニアの輝く太陽の下、ビーチ沿いに設けられたステージはまさに彼らのホームグラウンド。世界中にこのパフォーマンスが放映されたこと、一ファンとして心の底から誇らしかった。
閉会式が終わると、数時間だけ寝不足を解消しようと仮眠をとった。その後、かつてハワイで一緒に仕事をしていた友人夫婦が日本に来ていると連絡があり、久しぶりの再会を果たすためランチへ。幸せそうな二人の笑顔を見て、自分の心もほっこりと温まった。
午後は、おやすみモード全開で何もせず、ただ本に没頭する時間を楽しんだ。スペインのミステリー「風の影」にどっぷりとハマり、読み進めるごとに物語の奥深さに引き込まれていく。ストレスに満ちた日々から解放されるこのひととき、まさに心のオアシスだ。
ページをめくるたび、心が穏やかになり、静かな喜びが広がる。ゆとりを持つことの大切さを改めて感じた一日だった。
幸いにもLAに友人が住んでいる。2028年にオリンピックを見に行きたいのもあるが、レッド・ホット・チリ・ペッパーズのライブもあったら最高だろうな。