やっと見ることができた、教え子の舞台。
「教え子」と呼ぶのも、少しおこがましいかもしれない。
けれど、TMCでまだ小さな体でセリフを覚え、照明のまぶしさに目を細めながら立っていた姿を思うと、やはりあの頃の面影が重なる。
あの子がいま、東京の舞台で生きている。
夢を追い、もがきながらも、自分の足で立ち、言葉と感情で人の心を動かしている。
その事実だけで胸が熱くなった。
若さゆえにできることを、惜しみなく東京で謳歌している。
挑戦する姿はまっすぐで、無垢で、そして何より眩しい。
彼が掴もうとしている未来は、誰のものでもない、自分自身の物語だ。
舞台を降りた瞬間のあの笑顔に、
「よくここまで来たね」と心の中でそっと呟いた。
これから先も、どんな道を選んでもいい。
迷いながらでも、走りながらでも、
その情熱の火だけは絶やさずにいてほしい。
きっと、またどこかの舞台で会える。
その日を楽しみに、私は今日もこの場所から拍手を贈る。
ブラボー!
