僕は、ふとした瞬間に感じることを、ひとつのアファメーションだと思うようにしている。「これは何かの兆しなのでは」とつい考えてしまうのは、もしかしたら勝手な思い込みなのかもしれない。それでも、小さな感覚に耳を澄ませることは、確かに自分を前へと押し出す力になる。
今朝、外に出た瞬間、風の質がほんの少しだけ変わっているように感じた。冷たさの奥に、かすかな軽さが混じったような…、季節がひとつ深呼吸した後のような空気。誰に話すほどのことでもないのに、胸の奥がふっと動く瞬間だった。風がカーテンを揺らすように、心のどこかにそっと触れていく。自分でも気づいていなかった思いのありかを、その風が静かに教えてくれた気がした。
それは劇的な変化ではない。
けれど、季節がゆっくり衣を替えるように、私の内側にも言葉にならない小さな動きが生まれている。その微細な揺らぎを否定せず、ただ「感じてもいい」と自分に許しておくこと。それ自体が、僕にとってのアファメーションなのだと思う。
風向きの変化に気づいた朝は、心が静かに整っていく気がする。今の僕は、そのささやかな流れに逆らわず、力まずに身を預けてみたい気分だ。
