僕はいつも眠い。あくびもよく出る。睡眠不足のせいだけでは説明がつかない日が多い。しっかり寝たはずの朝でも、体のどこかに微量の眠気が残っている。これは単なる体質なのだろうか。
まず、眠気は「睡眠負債」だけでなく、生体リズムや脳の覚醒度を調整する化学物質の影響を強く受けるらしい。特に夜更かしが続くわけでもなくても、生活リズムが少しずれると、脳内で眠気を促すアデノシンという物質の溜まり方が変わり、日中の眠気につながることもあるそうだ。
また、僕自身は寝る直前まで頭が働いていることが多い。これは、脳が休息に入る準備を十分にできていないということでもある。脳が「休息モード」へ切り替わりづらいと、睡眠の質が下がり、睡眠が浅くなる。すると、たとえ睡眠時間は足りていても回復効果が弱くなり、翌日の眠気として現れる。
さらに、忙しく過ごす日々は刺激も多い一方で、体のストレス反応を高めやすい。ストレスは自律神経のバランスを乱し、交感神経と副交感神経の切り替えがうまくいかなくなる。結果として、休むべきときに体がうまく弛緩できず、睡眠の質が下がり、慢性的な眠気へとつながる。
ありがたいことに、仕事ややるべきことは常にあふれている。忙しさは僕を前へ押してくれる一方で、疲労やストレスを積み重ねる要因にもなっているのだろう。だからこそ、この眠さは単なる怠さではなく、身体の内部で起きている調整のズレのサインなのかもしれない。
それでも僕は、あくびをしながら動き出す。科学的に考えれば眠気の理由は確かにいくつもあるが、それを抱えながらもただただ進むしかない。
