結論に急いではいけない。
早く答えを出したくなる時ほど、心はどこかで焦っている。
その焦りは、ほんの少しの判断のズレを生み、気づかないうちに足元をすくっていく。
踏み外す瞬間は、いつも静かだ。
大きな音もなく、「これでいいはずだ」という思い込みの中で起こる。
だからこそ、急がない。
無理に進めない。
流れを見て、間を感じて、タイミングを待つ。
まるで舞台の上で、次のセリフを置く“間”を大切にするように。
ゆっくり進むことは、後ろ向きではない。
むしろ、自分の感覚を信じるための前進だ。
少しずつ、視界がクリアになっていく。
感情だけでなく、現実を現実として捉えられるようになる。
そのとき初めて、自分の足で立っている実感が生まれる。
急がなくていい。
答えは、追いかけるものではなく、整ったときに自然と現れるものだから。
