Shock and Grief

みなさん、

こんばんは。今日はショッキングな悲しいニュースがありました。ちょっと前に書いたような悲しいニュースとは違っていて、今度は、世の中に歪みがきている感じがしました。

この事件に関して「死ぬなら一人で死ね!」と言う人もいます。それはもっともなことでしょう。これをいくら嘆いても、誰かに責任を負わせることでも解決はしません。それよりも、我々全体の責任として、このような人をもう作らないようにする社会づくり、教育に取り組んだ方がいいと私は思います。

それを、みんながそれぞれの立場から始める。

しかし、これは決して簡単なことではありません。心を病んでしまうようなことが、この日本社会には多いからです。そんなあらゆるストレスに打ち勝つことができるような強い心をもった人に育てるのは、難しいと言えるでしょう。道徳の教育がなっていないとか、親の躾のせいだとか、言う人もいるでしょう。思いやりをもった優しい人間にどうすればなれるのかなんて、わからないものです。

今回の事件において、社会に必要とされていないと思わせてしまったことが一つの原因だとするなら、そうならないように、そんな風に感じる人を一人も作らないように、一人一人が日々の生活の中でやっていくしかないでしょう。「なに甘ったれてんだ!」と思う人もいるでしょう。しかし、これが現状です。

私も教育者・指導者として、毎日の活動の中で、関わる学生や生徒に「あなたは必要とされている」と感じさせることができているでしょうか。人間は完璧じゃないので、イラッとしたり、行動や発言に疑問を持つことも多々あります。しかし、そうだからと言って、その人を排除してしまい、必要がないと思わせてしまったとしたら、どうでしょうか?きっと歪みがでてきます。ちょっとした歪みが、積み重なっていき、今回のような大きい事件になってしまうのではないでしょうか。

誰かや何かに指摘したりすることも大事ですが、その時に適切な言葉や伝え方をしているでしょうか。特に厄介なSNSとかネットというものがある現代の社会では、すぐに攻撃的になったりする人がいます。誰かが一生懸命に良かれと思ってやっていることを否定してしまったら、傷つけることになるでしょう。

また、今日は文科省の官僚が覚せい剤所有で逮捕されました。これも社会の歪みが生み出していると考えることもできます。自己責任でももちろんありますが、それに手を出さないとやっていけないくらいのストレスを社会が抱えさせていたとしたら、どうでしょうか?

起きた事件から浮き彫りにされたのは社会の課題です。

解決や改善に向けて、自分が今できることは何か?日々の生活の中で貢献できることはあるのか?
そんなことを改めて考えさせられた今日でした。

私の信頼できる相棒でもある作曲家の比留間光悦さんは、多くは語らず、この歌で今日も気持ちを表現されてるようでした。ブログからどうぞ
→ https://ameblo.jp/fh-kouetsu/entry-12464638425.html

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