人と人をつなぐ演劇の力

みなさん、

こんばんは。今夜もあっという間にこんな時間ですね。時が流れるのが早すぎて、圧倒的にやることが追いついていない感じがします。いつもなんとか間に合わせているというのは、本来ならよくないことなのでしょう。やりたいこと、やらねばならぬことを多すぎると、勝手に思い込んでいるいるからでしょう。

私は自分の活動のキャッチコピーを「人と人をつなぐ演劇の力」と題しています。私のウェブサイトをご覧になった方はお分かりだと思います。これは、私が誰も知り合いが一人としていなかった異国の町で演劇を通じて人とつながることができたからです。大学院に進む時に違う町に移り住み、仕事でも違う町に移り住んできましたが、どこにいっても演劇で通じ合えることができ、仲間を見つけることができました。そして、日本に帰ってきてからも、演劇という接点から人と少しずつ出会うことができました。

私は基本的には無口でシャイな性格です。だから人に出会っていくことが本当はそんなに簡単ではないのです。しかし、とにかく演劇がやりたかった。それをするには、一緒にやれる仲間を作るしかなかったのです。一人ではできないからです。勇気を振り絞って飛び込んでいけば、意外にも人が自分を受け入れてくれることに気づきました。

私がやるワークショップのなかで、特に知りあいではない他者とつながることが苦手な若者にいつも言っていることは、「人は自分が思っている以上に受け入れてくれる」ということです。日常の生活の中では、そうではないこともあるかもしれませんが、少なくとも、私がやるワークショップの中ではそうなのだということを、ある意味信じ込んで、伝えています。すると、だんだんとみんなそうなっていくのです。

今夜も、演劇というキーワードで、人と人をつなぐことができました。そして、そこで夢のある話ができました。夢を夢で終わらせないために、夢を語る。言っていればその通りになるということはよくあると思います。様々な私の活動が少しずつですが、点と点が交わってきている感覚があります。すぐには大きなことはできません。だから少しずつ小さなこと、新しいことを生み出すことを続けてきています。日本に帰ってきてから、立ち上げた団体は今でも続いています。それぞれは違う団体だから、交差することがないと思っていたら、それぞれの団体の枠を超えて、出演してもらったりしています。それぞれのある程度確率された環境に、異物をぶっこんでみると、化学反応が起きて面白いものです。

自分たちだけではできないことを、違う団体をコラボレーションすることで、想像もしなかったことが起きます。これが楽しかったりするのです。新しい世界に出会えることは、必ず自分の糧になると私は信じています。

誰と誰が繋がったらおもしろそうか。私自身も誰と何かやってみたいか。興味がある憧れの人とつながれないか。そんなワクワクすることを考えながら、これからも、私は「昨日までこの世になかったものを」生み出すことを続けていきます(あれ?なんか某会社のCMになかったっけ、こんなの?笑)。

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